レ・ヴァン・フランセ

先週、文京シビックホールに世界最強の木管アンサンブルを聴きに行きました。
フルートはベルリンフィルのジェームズ・ディーンと謳われたエマニュエル・パユ。
かつて伯父に「唇を移植したい」と言わしめた、名フルーティストです。
その他のメンバーも世界のトッププレーヤー。
友人は「金メダル選手が揃ったよう」と言っていました。

冒頭からやられました。イベールの「木管五重奏のための3つの小品」。
パリのエスプリ…って、わからないけど、軽妙洒脱そのもの。
おしゃれなんです。心が浮き立つんです。

何よりも、演奏家たちが楽しそうで楽しそうで!
それぞれがお互いを尊重しあい、挑発しあい、魅了しあっている感じ。
そして、さすがなのは、何があろうといつでも音は完璧なところ。

ああ、至福のときでした。

私、フランスの曲が好きかもしれないと発見しました。

イベールルーセルの「ディヴェルティスマン作品6」も好きだった。
あとプーランクも。これは、ピアノのル・サージュが輝いていました。

あまりに素敵で、休憩中にCDを購入。
終演後のサイン会で、全員のサインをもらいました。これ、家宝です。

さすがスーパースターたちだけあって、ものすごい人!
中には、自分の楽器ケースにサインしてもらっている人もいました。

コンサートの後は、夫と友人と友人のいとこさんとご飯へ。
初対面とは思えない盛り上がりでした。

その日は、私の31歳ラストデイ。
素晴らしい音楽と出会えて本当に幸せな一日でした。

(妻)

生きる力が体の奥から湧いてくるのを感じました。
聴いた曲も初めてだったし、木管だけのコンサートも
初体験なのに、おなかのそこが熱くなってきて
音楽ってすごいなあと思いました。

(夫)