アラブ・エクスプレス展

夫に誘われ、六本木ヒルズで開催中のアラブ・エクスプレス展に行きました。

現代のアラブ人作家による現代アート展だったんだけど、
どの作品も作家の芸術性というよりはメッセージ性が強くて、
創作の根底にあるもの(戦争や貧困や格差など)に思いがいく美術展でした。

一番印象に残ったのが、黒い水(石油)が湧きつづける「ブラック・ファウンテン(黒い噴水)」。
石油って自然の恵みである一方、自然を破壊するものであり、
豊かさをもたらす一方、争いの引き金ともなる。
噴水の先にガラス窓があって、東京の街並みが見えるんだよね。
水滴が弾ける、パチパチという音もとても不気味でした。

あと、テロリストが犯行声明文を読むかのように、
銃を前にした俳優が「アラビアン・ナイト」を読み続ける映像作品や、
「I'm Sorry」と大書きされた電飾も強烈だった。

と、いわゆる休日の優雅な美術鑑賞…という感じではなかったけど、
久しぶりにビシバシと異文化圏の刺激を受けました。

ドバイ旅行プレゼントの抽選応募をして、森ビルの屋上(ヘリポート)に。


日時計になる夫。


いい天気でした。暑かった〜。

(妻)